飲み会へ行くと必ずいる。
学生時代は部活で活躍していた、県大会まで行った、レギュラーだった、全国大会に出た、昔はモテた。
もちろん悪いことじゃない。
学生時代に努力したこと、夢中になったこと、仲間と汗を流したこと。
それは人生の財産だ。

だが、その話を何十年も繰り返している人を見ると、少し気になることがある。
それは、学生時代が人生のピークになっていないか?
人は輝いていた時代を忘れられない
学生時代は特別だ。
体力もある、時間もある、仲間もいる、部活や勉強に本気になれる。
だから多くの人にとって、人生で最も輝いた時期の一つになる。思い出すのも自然なことだ。
だが、問題はそこではない。
問題は、その後に何をしてきたかだ。
過去の話ばかりする人、学生時代の話ばかりする人には共通点がある。
今の話が少ない、挑戦の話が少ない、未来の話が少ない。

つまり、現在進行形で熱中していることがない。
だから自然と、一番輝いていた時代の話になる。
過去は安全だ、失敗しない、傷つかない、だから人は過去に逃げ込みやすい。
本当に魅力的な大人は今を語る
魅力的な大人は違う。
今マラソンに挑戦している、今資格取得に挑戦している、今旅を楽しんでいる。
つまり、現在進行形で生きている。
過去の栄光に頼らなくても、今の話ができる。だから魅力がある。

サッカー界のレジェンド、三浦知良選手。
通称キング・カズ。
彼は学生時代の話ばかりしているだろうか、若い頃のゴール自慢ばかりしているだろうか。
違う、今も現役だ。
今日のトレーニングを考えている、次の試合を考えている、未来を見ている。
同世代の多くが、「もう若くない」「もう無理だ」と言う中で、彼は今も挑戦している。だから若々しく魅力がある。
過去の栄光ではなく、今も進化し続けているからだ。
学生時代の勲章は素晴らしい
誤解しないでほしい。学生時代の努力を否定したいわけじゃない。
部活で頑張った、勉強に打ち込んだ、大会で結果を残した。
それは立派なことだ、誇っていい。
だが、それは人生の通過点で人生そのものではない。人生のピークは更新できる。
学生時代が最高だった、それでもいい。
だが、そこで終わる必要はない。
40代で更新すればいい、50代で更新すればいい、60代で更新すればいい。
趣味でもいい、スポーツでもいい、旅でもいい、なんの挑戦でもいい。

人生のピークは一度ではない、何度でも更新できる。
科学的に見ても挑戦は人を若くする
脳科学では、新しい経験や学習によって脳の神経回路が変化することが知られている。
これを「神経可塑性(ニューロプラスティシティ)」という。
脳は年齢に関係なく変化し続ける。
逆に、新しい刺激がなくなると、脳も神経も少しずつ衰えていく。
だから挑戦する人は若々しく、進化する人は老けにくい。
過去に生きる人は、昔の話をする。
昔の栄光を語る、昔の自分にしがみつく。
進化する人は、今を語る、未来を語る、次の挑戦を語る。
違いは年齢じゃない。
才能でもない。
今も神経を動かしているかどうかだ。
学生時代は素晴らしかった。
だが、人生はそこで終わりじゃない。人生のピークは更新できる。
新しい趣味を始めろ、新しい挑戦を始めろ、神経を動かせ、過去の栄光は勲章だ。
未来へ進め、人生のピークを更新し続けろ。

老けるな、神経を止めるな。
人生はアフターファイブから始まる。
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